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公開日 2024/01/07 更新日
こんにちは。浜松市のペット火葬 PETなないろぷらす☘です。
みなさん「グリーフ」という言葉をご存知でしょうか。
今回は、ペットと暮らす中で誰しもが体験する「グリーフ」についてお話したいと思います。
「グリーフ」直訳すると「悲嘆」を意味します。
◎かけがえのない大切な人(もの・こと)を失った時
◎または、失うかもしれないと思った時
におこる精神的・身体的反応のことで、この反応は大切な人やペットとの死別だけに限りません。
生きていれば、少なからず"大切な何かを失う"経験をすると思います。
引っ越しや病気、事故や災害などでもわたしたちはグリーフを経験します。
「グリーフ」は、さまざまな喪失体験によりおこるごく自然な反応。失ったものが大きければ、その反応も大きくなると考えられています。
「ペットロス」という言葉はみなさんご存知かと思います。
「ペットロス」も「グリーフ」のうちのひとつで、ペットが亡くなった後の喪失感によりおこる反応を意味します。
反応は人によってさまざまですが、【精神的反応】と【身体的反応】に分けられます。
「ショック」「悲しみ」「不安」「戸惑い」「自責」「他責」「後悔」「罪悪感」など...
「眠れない」「食欲不振」「めまい」「頭痛」「疲労感」など...
ペットちゃんのことをあれこれ考えて、戸惑い、心配し、不安な気持ちになること。
例えば...様子がいつもと違う時。
元気がない・食欲がない・遊ばない・吐く・下痢をしたなど...
”大丈夫かな””何かの病気ではないかな”などと心配すること。
これもグリーフなのです。グリーフは、生前でもおこります。
いわゆる「ペットロス」といわれるものです。
これは、ごく自然なことで、大なり小なりみなさんが体験することになるグリーフだと思います。
中には、悲しみが大きすぎるあまり心や体の病を患ってしまう方もいます。
こういった症状を「ペットロス症候群」と呼ぶことがあります。
グリーフ[悲嘆]は、多くの研究者により、段階的なプロセスによって構成されているといわれています。
「愛犬が亡くなったとき」を例にして、以下のようなプロセスを辿ります。
急な出来事で、現実を受け止められない状態。思考が停止してしまう状態です。
例【愛犬が亡くなってしまった。「ショック」「信じられない」「どうしよう」などといった気持ち】
↓
悲しみ、さみしさ、落ち込み、などの気持ちが強くなる状態です。
例【いつもそばにいた愛犬がいなくなった。「悲しくてしかたがない」「さみしい」「辛い」などという気持ち】
↓
失ったものを取り戻せないことを実感する。出来事を受け止め始めますが、まだまだ心では受け止めきれない状態です。
例【「もっとできることがあったはず」「〇〇したことがよくなかったかも」「どうしてうちの子が...?」などという気持ち】
↓
出来事を受け入れ、折り合いをつける。肯定的な思考。少しずつ変わりない日常生活が送れるようになる状態です。
例【「愛犬がいてくれて本当に良かった」「幸せな毎日だった」「これからも心の中で大切な存在」などといった前向きな気持ち】
必ずしも、こういったプロセスを順番通りに辿るとは限らず、人によって、ないプロセスがあったり、前の段階に戻ってプロセスを繰り返したり...と個人差があります。
のり越えるまでのプロセスや時間は人それぞれのため、焦る必要はありません。
◎こういったプロセスがあることをなんとなくでも知っておく。
◎さまざまな反応がおこることは正常なことで、悲しみからのり越えるには必要なステップ。
そう思うことで、自分自身が、グリーフになった時だけではなく、家族など身近な人がグリーフの状態の時に、少しだけ助けになるのではないかと思うのです。
グリーフは、人だけに限った話ではありません。ペットである動物たちにもグリーフはあります。
例えば...ケージやトイレの場所が変わった・ごはんが変わった・住み慣れた家から引っ越しをした・旅行に連れて行く・病院に行く・入院するなど
人よりも狭い世界で生きているペットちゃんにとっては、日々の暮らしの些細な変化でも、大きなグリーフとなる場合があります。
しかし、ペットちゃんのグリーフは、飼い主さんがケアできることが多いです。
例えば、入院することになった時。
ペットちゃんは、安全なおうちから知らないところにひとりぼっち。さみしくて不安な気持ちでいっぱいです。そんな時は、いつも使っているタオルや毛布などを持たせてあげてください。"いつもと同じ何か"があるだけでも、安心し、グリーフはやわらぎます。
体のどこかが痛かったとしても、動物は人と違ってそれが病気だとは理解できません。治療においても同じです。
人間は、病気だということを理解しているからその為に嫌な治療も受入れますが、動物の場合、何故治療をしているのかが理解できません。
例えば入院することになっても、大好きな飼い主さんと離れることの悲しみでしかないのです。
病気になって薬をあげる行為もまた同じこと。
薬を食べてくれないと悩まれている方も多く、おやつに混ぜたり、色々試行錯誤してもどうしても食べてくれない子もいると聞きます。
動物は、本能的に自分にとって安全なのか危険なのかを感じとる能力があるといわれています。
飼い主さんは良くなってほしい思いで薬をあげますが、動物にはそんなことは分からないので、神経質な性格だった場合「いつもと違うよくわからない味のものを食べさせられること」に危険を感じて警戒して食べないことを選択しているのです。
不安そうな表情でペットちゃんに接していたらペットちゃんはどう思うでしょうか...
いつも笑顔で接してくれていた飼い主さんの表情が暗くなっていたら、きっとそれがペットちゃんにとって一番不安で悲しいことではないでしょうか。
ペットちゃんは、人と言葉でコミュニケーションがとれない分、人の表情や動きをとてもよく観察しています。
飼い主さんの表情や行動が急に変わってしまったら、理由が分からないペットちゃんは戸惑います。
散歩が大好きなわんちゃんだったとします。
病気が心配のあまり、無理をさせたくない飼い主さん。負担にならないよう今日から散歩は控えよう、と急に散歩を止めてしまったとします。
飼い主さんはもちろんペットちゃんのことを思って「散歩を控える」という選択をしているわけですが、ペットちゃんからしたらどうでしょうか。
飼い主さんの考えていることまでは分かりませんから、"何で散歩に行ってくれないんだろう...""外に行きたいな..."と思っていると思いませんか?
確かに、体のことを考えたら家で安静にしている方がいいのかもしれません。
ただ、ペットちゃん目線で考えたら、少しでも変わりない日常、外の景色を少しでも見せてあげること、ペットちゃんの気持ちを優先させてあげることも時には必要ではないでしょうか。
もちろん、安静が必要なとき、外にでるべきではない状況のときは別にして、体調を考慮しながら、ペットちゃんが大好きな時間を奪わないことも大切ではないかと思います☺
生きていれは、新しいことがおきたり、別れがあったり、予期せぬことはおこります。グリーフとは常に隣り合わせ。
グリーフは、特別な人におこる反応ではなく、大切な何かを失ったときにおこる正常な反応なのです。
そして、人だけではなく、ペットちゃんにもおこる反応です。
ペットちゃんのグリーフは、飼い主さんの工夫次第で、ケアできることもたくさんあります。
なるべく、グリーフを感じることない生活を送らせてあげたいですね☺
そして、いつか訪れるペットちゃんとのお別れの時。
ペットちゃんと暮らしている以上、避けては通れない出来事です。飼い主さんは、大きなグリーフを感じると思います。
でも、それは、それだけの素晴らしい出会いだったということ。
それだけペットちゃんがかけがえのない大きな存在で、幸せな日々を過ごせてきたということ。
いかに、その生活が豊かなものであったかの大きさなのだと思います。
だから、大きな悲しみはそれだけの「愛に溢れた日々を過ごしてきた証」のようなもの。そんなふうに思います☺
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