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こんにちは!猫山脈です。
前回はサビ猫・キジトラ・サバトラ・茶トラについてピックアップしていきました☺
前回→雑種猫(Mix)の毛色について-②- | 静岡県浜松市のペット霊園 PET なないろぷらす (pet7iro.com)
前々回→雑種猫(Mix)の毛色について-①- | 静岡県浜松市のペット霊園 PET なないろぷらす (pet7iro.com)
毛色についてのコーナー?もいよいよ最後です!
今回はグレー猫、三毛猫、その他の毛色について取り上げていきたいと思います😻
⑦グレー猫
グレーの猫ちゃんの特徴は、ズバリ魅力的な被毛の色です✨グレーの被毛は「ブルー」と呼ばれることもあり、その美しさで人気の高い猫の一種となっています😸
煌めく光沢や陰影によって生み出される滑らかなビロードのようなグレーの被毛は、多くの人を魅了します😻
比較的珍しい毛色であることも特徴の一つです。猫の毛色を決める9つの遺伝子の中に「ダイリュート遺伝子」というものがあります。この遺伝子には「D」と「d」の2種類があり、すべての猫がこの2つを保有しています。両親から一つずつ受け継がれるのですが、それぞれから「d」と「d」を受け継いだ時、ダイリュートの猫が現れます。
ダイリュートの猫が現れた場合、毛の色が薄まるためオレンジ→クリームになり、黒→グレーになります。
ダイリュート遺伝子の「d」と「d」の組み合わせは、現れにくい為グレー猫のような薄い毛色の猫は珍しい種類となります😼
特にグレーの毛色を持つ純血種は「ロシアンブルー」、「コラット」、「シャルトリュー」の3種類だけです。よってこの3種は「ブルー御三家」と呼ばれています😼
そして御三家のある純血種よりも、日本猫の方がグレーの毛色を持つ猫は少なく、より珍しいと言われています😽
グレーは落ち着いた暗めの色になりますが、猫ちゃんの体毛の場合は動きに合わせて濃淡が現れたり、毛先が光って見えたりとても美しい色になります😸
ちなみに猫山脈の好きなグレー猫ちゃんのキャラクターは、「トムとジェリー」のトムです🧀
⑧三毛猫
「三毛猫」は種として存在しているものではなく、3つの毛色を持つ猫が「三毛猫」と呼ばれていま😼
三毛猫といえば、黒色・白色・茶色の毛色のイメージが有名ですよね😸日本でよく見られる三毛猫も、この3つの毛色であることが多いです。…が!それ以外の色を持つ三毛猫もいます。
例えば、白色・こげ茶色・うす茶色の「キジ三毛」という三毛猫や、白色・茶色・黒色のスタンダードな三毛に縞模様が入った「縞三毛」、白色・茶色・黒色の中で白の割合が多い「トビ三毛」等が挙げられます😸
他には、全体的に色素が薄いパステルカラーのようなやさしい毛色の「パステル三毛」も居ます。濃い毛色の三毛猫とは違った魅力があり、とても美しいです😻
日本が原産と言われている三毛猫は、日本では珍しくありません。しかし、海外では三毛猫は比較的珍しい存在とされており、「キャリコ」や「トーティ・アンド・ホワイト」と呼ばれています。「キャリコ」(calico)は、「2〜3色の色が入り混じった・まだらの」という意味があり、 つまり「まだらの猫」という意味になります😼「トーティ・アンド・ホワイト」は、「トーティ」がトータシェルの略になり、「モザイク模様をした陸ガメの甲らのような」という意味から「黒・オレンジ」を指しています。
猫好きの皆様ならご存じだと思いますが、三毛猫ちゃんは圧倒的に女の子が多いです😽
何故かというと、3つの毛色を保有できる遺伝子の染色体が理由になります🧬
三毛猫になれる遺伝子の染色体は、女の子しか基本的に持つことが出来ません。染色体に異常が起きた時のみ、男の子が生まれるとされています🙀
どれくらい珍しいかというと、男の子が生まれる割合は「1/30000匹」という希少さです❣❣
何回か取り上げましたが、猫の被毛は白以外の色を決める遺伝子が性別を決める性染色体であるX染色体にのみ存在しています。女の子の染色体は「XX」、男の子の染色体は「XY」になるので、女の子だけが白以外の2色の被毛を持てることになります。
男の子はX染色体は一つしかないので、通常2色や単色の被毛になります。が、突然変異で染色体が「XXY」になった場合に三毛猫が誕生する可能性があります。
そして、男の子の三毛猫は性染色体の突然変異によって誕生するため、生殖能力を持たない確率が高いと言われています…😿
前回サビ猫ちゃんで紹介したように、サビ猫ちゃんも原理的には三毛猫ちゃんと同じなので、サビ猫ちゃんの男の子もかなり希少な存在になります😼
また、三毛猫ちゃんは幸運を招くと名高いですね💞
日本文化にも深く浸透している三毛猫ちゃんですが、幸運の代名詞といえる「招き猫」のモデルも三毛猫ちゃんだと言われています😸
「白」=純粋・清潔、「黒」=厄除け、「茶(赤色)」=病気を払う
の3色が揃っているため、昔から幸運を招き寄せると言われているそうです😻
希少性から男の子はより縁起が良いとされていて、「船に乗せれば遭難しない」「大漁になる」と伝えられていることから船乗りたちにも愛されていました💕
一躍シンボルとして有名になった男の子の三毛猫は、1965年の南極観測隊と一緒に南極へ向かった「タケシ」という子です。「タロ」と「ジロ」は有名ですが、「タケシ」も幸運の存在として一緒に南極へ行ったんですよ😹ご存じでしたか❓
三毛猫ちゃんの代表的な品種は圧倒的に日本猫ですが、純血種でも三毛猫ちゃんが現れる場合があります。
それは・ブリティッシュショートヘア ・アメリカンショートヘア ・スコティッシュフォールド の3種です😺😽😸
ちなみに猫山脈の好きな三毛猫ちゃんのキャラクターは「動物のお医者さん」のミケです👨⚕️
⑨白黒猫
白黒の毛色の猫は、海外でも日本でも人気が高いです☺
その理由は、なんといっても魅力的な模様の表れ方❣
白黒模様は猫によって千差万別、一匹として同じ模様の子はいない
個性あふれるチャームポイントです😻
そんな白黒ちゃんは「ホワイトスポット」と呼ばれる毛色です。
「ホワイトスポット」とは、黒い体毛の一部に白い毛が入った状態のことです。ホワイトスポットに関する遺伝子は、猫ちゃんの体毛を部分的に白くする特性を持っています。
猫ちゃんは胎内に居る時、皮膚が作られる際に色素細胞の移動によって模様が出来ます🦠色素細胞は、移動と増殖をランダムに繰り返し行っていて、この時に色素細胞が行き届かなかった場所が白い毛になります。細胞の移動は不規則のため、パターン化することなく個性様々な白黒ちゃんが誕生すると言われています。白黒ちゃんの白い部分はその子によって全然違いますので、多種多様な毛色になります😽身体の一部のほんの少しだけ白いこともあれば、殆どを占めることもあります😸(黒色の方が多い場合は「黒白ちゃん」と呼ぶ場合もあるらしいです!)
そんな白黒ちゃんも白色の毛の占める割合によって、以下3つのパターンに分類されます。
・白色が40%未満の「ローグレード」
・白色が40%以上60%未満の「バイカラー」
・白色が60%以上の「ハイグレード」
他にも、白色の現れ方によって様々なが愛称があります。
代表的なものは
・「キャップ&サドル」…白色を基本として、頭の上・背中・尻尾が黒い模様の猫ちゃんです。黒色の部分が帽子を被っていてる&背中に鞍(サドル)を乗せたかのように見えることから、このように呼ばれ始めました。
・「タキシード」…タキシードのように、、顔・首・胸元・お腹に白色が入っている模様の猫ちゃんです。
・「ハーレクイン」…ハーレクイン(Harlequin)は、フランス語で道化師という意味のアルルカン(Arlequin)を英語読みしたものです。道化師(ピエロ)は、斑点模様のお洋服を着ていますよね🤡そこから、白色を基本として黒い水玉模様がある子をこのように呼び始めました。
・「バンパターン」…白を基本として、耳の付け根付近・尻尾に黒色の入った模様です。ターキッシュバンという品種の猫ちゃんがこの模様をしていることから、このように呼び始めました。
・「マグピー」…身体の殆どが白色で、所々黒色の猫ちゃんです。マグピーはカササギのことで、カササギは黒色の身体に羽根の先・首からお腹周りが鮮やかな白色です。
・「マスク&マントル」…顔の下部分・胸元・お腹・手足に白色が入っている模様の猫ちゃんです。白色を基本とすると、黒いマスクとマントを装着しているかのように見えることから、このように呼び始めました。
・「ミトン」…脚の先端が白い模様の猫ちゃんです。白い手袋と靴下に見えることから、このように呼ばれています。
・「エンジェルマーク」…これは白黒ちゃんというより黒猫ちゃんに分類されるかもしれませんが、胸やお腹に塗り残したかのようにちょっとだけ白い毛が生えている模様です。外国だと「天使が触れたあと」、「幸せを呼ぶ猫の印」などと呼ばれます。背景には残酷な歴史があります…。
珍しいものだと
・「スカンク」…背骨に沿って、真っ直ぐに白い毛が入った模様の猫ちゃんです。動物のスカンクに似ていることから、このように呼ばれています。
・「スワール」…白色の毛がぐるぐると、かき混ざったように入り乱れている模様の猫ちゃんです。スワールとは渦巻を意味することから、このように呼ばれています。
・「ブランケット」…胴体の部分だけグルっと一周白い模様の猫ちゃんです。背中に毛布がかかっているような状態に似ていることから、このように呼ばれています。
・「ブリンドル」…白い毛が纏まった状態ではなく、細かく混ざっているように入っている状態の猫ちゃんです。トータスシェル(サビ猫ちゃん)の赤色遺伝子の何らかの異常から、赤になる部分が白色の毛になってしまったと考えられています。
・「ベルト」…白い毛が一筋グルっと胴体を巻いているような模様の猫ちゃんです。胴体にベルトを巻いているように見えることから、このように呼ばれています。
⚠中にはホワイトスポットと間違えやすい、病気の兆候によって白い体毛になることがあります。間違えやすい病変は↓になります🖐
・「白斑」…全身に現れる場合や、変わった場合だと目の周りだけに現れることもあります。「尋常性白斑」といい、メラニン細胞の病変によって身体の皮膚や体毛から色素が抜けていく病気です。最初は少しずつ点々とした脱色から始まっていきます。進行していくと、段々白い部分(脱色部分)が増えていきます。人間と違い、猫ちゃんはこの病気によって健康に被害が出たり、寿命に関係することは基本的にはないといわれています。が!原因として、心理的ストレスなどが一因として考えられますので、注意が必要です。また、体毛以外にもお鼻の表面や肉球にも病変が現れやすいので、日常的にチェックすると良いかもしれません🐱
・「白癬」…皮膚糸状菌症による病気のことです。症状としては、部分的な脱毛が挙げられます。脱毛しているところが円形のホワイトスポットの状態に見えるため、英語で「リングワーム」と呼ばれることもあります。毛が白くなっているように見えますが、実際には被毛が無くなることによって地肌が見える状態になるので、白く見えています。悪化した場合、分厚い瘡蓋を伴った丘疹(赤くポツポツしたもの)が出来てしまうこともあります。脱毛部分をかきむしってしまったり、人間に移ることもあるので注意が必要です。
・「怪我」…怪我により色素を作っているメラニン細胞が死滅してしまった場合、その部分だけが脱毛・脱色することがあります。人間の「円形脱毛」のような状態です。
・「老化」…老化によってメラニン細胞が衰えて、部分的に体毛が白くばる場合があります。上記3種とは違い、健康被害は伴わないパターンですね。沢山生きた勲章として、変化していく体毛も愛しいものになると思います。
このように一口に「白黒ちゃん」といっても、様々な愛称があるんですね。はじめて聞いた!という方も多いのではないでしょうか。
一般的によく聞くのは「牛柄(ぶち猫)」ちゃんや「ハチワレ」ちゃんですよね😹
「牛柄」ちゃんは、牛さんのような黒色の斑点の模様からこのように呼ばれます。海外でも「COW CAT」と呼ばれているんですよ。一口に牛柄といっても、同じ模様の子はやっぱり一匹もいません。中には、ハート模様の子もいたりして、個性豊かです💗牛柄ちゃんは「バイカラー」に属しています。
「ハチワレ」ちゃんは、おでこから目にかけてお鼻を堺に「八」に見える模様を持つことからそう呼ばれています。海外では、黒い部分が顔にかかっていると「Mask」、かかっていないと「Cap」と呼ばれるそうです。日本では、キジトラちゃんに次いで2番目に多い模様だとされています。ハチワレちゃんは、白黒の色が代表的とされていますが、他の色や模様が入っていても「八の字」模様だったらハチワレちゃんに分類されます😸
ハチワレちゃんの中に「白黒ちゃん」の他「キジトラちゃん」も含まれるところが、他の白黒ちゃんと違うところですね。
そんなハチワレちゃんは純血種の中でも見られる模様です。代表的な猫種は「スコティッシュフォールド」、「マンチカン」、「ノルウェージャンフォレストキャット」、「スノーシュー」です。
白黒ちゃんの純血種は、スノーシュー以外の上記3種に「ターキッシュバン」が加わります。「ターキッシュバン」は、「バンパターン」の元になった子です。水を怖がらずに泳ぐ猫ちゃんとして有名ですね😹
また、ハチワレちゃんは漢字で「鉢割れ」と表記できることから昔は「頭=兜が割れる」という意味になり縁起が悪いとされていました。しかし、その後の私達が住む未来では「漢字の"八"の意味にすれば、末広がりで次第に栄えていく」とされ、縁起が良い猫とされるようになりました😼
ちなみに猫山脈の好きな白黒猫ちゃんのキャラクターは、「猫のダヤン」のジタンです🎪
以上です!
今回のまとめは
😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽
・グレーの猫は比較的珍しい😼
・グレーの毛色を持つ純血種は「ロシアンブルー」、「コラット」、「シャルトリュー」の3種類だけ😺😽😸
・三毛猫ちゃんは圧倒的に女の子が多い😸
・三毛猫ちゃんの男の子が生まれる割合は「1/30000匹」❣
・南極観測隊と一緒に南極へ向かった「タケシ」という三毛猫ちゃんの男の子がいる🐧🧊
・白黒猫ちゃんは「ホワイトスポット」と呼ばれる毛色😺
・白黒猫ちゃんは「ローグレード」、「バイカラー」、「ハイグレード」の3種類に分類される😻
・中にはホワイトスポットと間違えやすい病変の場合もあるので、注意が必要😾⚠
😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽😽
今回のブログを書くにあたって、意図的に毛色別の性格を書かないようにしました🐱調べれば、毛色別の性格の傾向がたくさん出てくると思います。でも、現在我が家に居る9匹・虹の橋にいる23匹の雑種猫たちは、それぞれ毛色が同じでも全く性格が違う子が殆どです😸偶々その傾向に分類される子が多いだけで、もしかしたらあなたの出会うその子は全然違う性格の子かもしれません。そういった時このブログを読んでいただいた方に、ステレオタイプが形成されてしまうのは悲しいので、紹介を避けさせていただきました😌全ての猫に共通して言えることはただ一つ、どんな性格でもとても可愛いということです。もし良いご縁がありましたら、世界に一匹だけのその子の性格をお楽しみください❣
これにて全3回の「雑種猫(Mix)の毛色について」を終わります。
全世界全てのグレー猫、三毛猫、白黒猫が幸せになりますように。
ここまで読んでいただいた皆様も良きハッピーキャットライフを🎉
猫山脈
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